アーミッシュの言葉

アーミッシュの母語は「Pennsylvania Dutch (ペンシルベニアの古ドイツ語)」と呼ばれ、古いドイツ語の彼らの訛りのような、言語です。Dutchと聞くとオランダ語のようですが、そうでなく、ちょっとややこしいですが、ドイツ語ではドイツ語を意味する「Deitsch」から来ているからだそうです。英語だとドイツは「Germay ジャーマニー」と言いますが、日本語では「ドイツ」と呼ぶのでそう考えると納得できます。

ヨーロッパから移民して時のままの言葉を維持して使っています。現代のドイツ語とは違うけれど、簡単な意思疎通くらいならできるかもと、アーミッシュの友人が言っていました。

アーミッシュの母語はペンシルベニアダッチですが、お店など接する機会のあるほとんどのアーミッシュは英語をしゃべることができるので、安心して英語で話しかけてください。今現代、ほとんどのアーミッシュはバイリンガルだそうです。

ただ、家の中や家族・アーミッシュ同士で話すときはペンシルベニアダッチでの会話が基本だそうです。またペンシルベニアダッチは基本的に文字に表すことはしません。現代のドイツ語や発音にならってアルファベットを使ってなんとなく表現することもできますが、基本的に話し言葉だそうです。

興味有る方は、私の友人がCD付きでアーミッシュの言葉を勉強できる本を出していますので参考にしてみてください。ランカスターに行く機会がありマスターして話しかけたらびっくりするかもしれません。(逆に怪しまれるかもしれませんが。。) 動画も作って紹介しています。

彼らにとって英語は文字の読み書きのためや、アーミッシュでない人とのコミュニケーションのために使うという感覚だそうです。

またそのためか、アーミッシュの人々はアーミッシュでない人のことをすべて「English」と呼びます。もともとは英語を話す人という感じで呼んでいたのでしょう。

日本語だと「英語」・「英国人」、「ドイツ人」・「ドイツ語」といった感じに「人」と「言語」で区別がありますが、英語だとどっちもEnglishにGermanです。日本人は日本語を話すので英語では「Japanese」で区別がありません。そんな感じです。

ですが、アーミッシュにとっては、不思議なことに私たち日本人も「English」です。 そもそも歴史的に日本人と接する機会なんてなかったので仕方ないかもしれませんが(笑)

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