アーミッシュの食べ物はランカスターではとてもポピュラーで、普通にフードマーケットで買ったり、アーミッシュが開いているレストランなどでも食べることができます。
日本で言ういわゆる「道の駅」みたいなところで、アーミッシュから直接買うこともできます。生鮮野菜はもちろん、焼き菓子やピクルス・缶詰・瓶詰めも買うことができます。
新鮮な牛乳を使ったチーズやスパイシーなビーフジャーキーも絶品でおすすめです。
また春先には、路上スタンド売られるバーベキューチキンも安くて美味しいです。
グリルチキンはアーミッシュの友人に作ってもらったことがありますが、味付けはちょい辛スパイシーでした。普通と辛めの二種類。ただ、この味付けは各家庭によって違うそうです。路上スタンドも各家庭の味付け・秘伝レシピが反映されているとみたいなのでいろいろな場所で試してみると良いかもしれません。美味しいところは地元でも評判なのか、牧草地の田園風景のなか人だかりが出来ていたりしています。
ただ観光客にとってはグーグルマップにも載っていない神出鬼没な路上販売スタンドだったりなので、何曜日にやってるとかどこが美味しいとか観光案内などで確認してから行くのが良いと思います。地元の人であれば、口コミでどこが美味しいとか知っていると教えてくれるかと思います。
もし路上販売を見つけるのが難しい場合、毎週火曜日に開かれるRoot Market内でアーミッシュが焼いているお店があるので、そこで食べることもできます。フライドチキンも提供していて美味しいです。アメリカではあまりフライドチキンとして食べない部位なんかも頼めます。例えば、砂肝のフライドチキンは独特の食感と噛むほどに味がでで、アーミッシュのお店以外では見かけたことがないので試してみるのもいいかもしれません。砂肝部位は「Chicken Gizzard」として売っています。
焼き菓子はさっぱりしたものもありますが、ランカスターでは「Shoo-fly Pie」というアーミッシュの移民を起源とするパイがご当地パイとして有名です。アーミッシュの焼き菓子スタンドでは必ずと言っていいほど売っています。ただ、味付けはかなり甘いです。
といってもアメリカのケーキ類のお菓子は日本と比べてかなり甘いものが多いので、それになれたアメリカ人にとっては普通かもですが。
ただ、Shoo-fly Pieが生まれた当時は、今のように冷蔵庫がない時代でした。常温でも保存が効くように砂糖たっぷりに作られていた調理法なのでなおさら甘いのかもしれません。